過去から未来へと続く砂浜
貴方と私 二人しゃがんで砂山作り
頭に砂をかぶるのも構わずに
お腹が減るのもとうに忘れて
太陽は飽くことなく砂浜の 遥か上を横断し
月も星も繰り返し 砂浜から昇り砂浜に沈む
昼も夜も構わずに
春も夏も秋も冬も何遍も何遍も巡っていった
立派な砂山をこしらえては波にさらわれ
砂山にトンネルを掘ろうとして形を崩し
何度も何度も
砂山を作り直してきましたね
時には楽しくて仕方なくて
時には切なくて仕方なくて
良い時もあれば悪い時もあって
それでも、なお
壊れたらまた作り直そう
もう壊れないように作り続けよう
何かを見失ったならまた探そう
もう見失わないように見つめ続けよう
また一粒一粒、砂を掻き集めて
また一粒一粒、砂を積み上げて
砂山を砂の城に作り変えたいの
崩れることのない砂の城に