Yumekoの花癒し

花との暮らし 花とポエム ショートエッセイ ほんわか日記 豊かな心よ花開け!

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

砂山作り

過去から未来へと続く砂浜 貴方と私 二人しゃがんで砂山作り 頭に砂をかぶるのも構わずに お腹が減るのもとうに忘れて 太陽は飽くことなく砂浜の 遥か上を横断し 月も星も繰り返し 砂浜から昇り砂浜に沈む 昼も夜も構わずに 春も夏も秋も冬も何遍も何遍も巡…

ここぞという時

冬の間、小さなつぼみを 少しずつ少しずつ成長させていった沈丁花は ここぞという時に至り、 花開き始めました 紅色のつぼみが白い花と咲く不思議に 想いを馳せつつ過ごす長い冬 沈丁花は粛々と準備を重ね ついに、 花としての華やぎの意思を示したのです 春…

未熟だからこそ考えてみたこと

一度、心を定めて腹を括って やってみようと決めたのにダメになったのは あらゆる面で自信がなかったから 定めた気持ちが中途半端で 腑に落とし切れてなかったから 周囲の人や状況に流され影響されて 自分が見えなくなってたから 前向きになることを忘れてし…

花付きを良くしたいなら

花付きを良くしたいなら 植物を日当たりの良い場所に置きましょう 日光がよく当たるほど光合成が盛んになり 沢山の花を咲かせます これは人にも当てはまります。 たくさん笑いたいなら 温かな気分になれる環境を作りましょう 明るい雰囲気が笑顔を咲かせ さ…

幸せは種

幸せって、目に見えないけれど 種の形をしているらしいよ あなたが「しあわせだなぁ」と感じると ハートから種がポロンと 大地に落ちるんだって 日常にすわって幸せを感じてると あなたのまわりに 幸せが生んだ種がこぼれ落ちていって ささやかな庭をこしる…

信頼関係

ささやかな歌を謳ってみた老婆の心に 少しずつ色とリズムが戻り始めているようで メガネを新調し直したかのように 老婆にとっての物事の見え方が 変化していっています これまでの間夢について 毎日のように語り合ってきましたね。 その全てが大事で必要な事…

歌とダンスと

皿洗いの少年の日々刻々と変化し伸び行く 無限の伸びしろに感化され 老婆も歌を謳ってみてはどうかと 思うようになっていきました 試しにロッキングチェアーの揺れに合わせ ささやかに歌い やがて背もたれから体を起こして 声を膨らませ いつしかロッキング…

皿洗いの少年の歌

昔々、皿洗いの少年が洗い場に立って 毎日謳う歌を聴いているうちに 少年の夢を叶えたい想いが 老婆に芽生えていったのでした 少年の喜怒哀楽に富んだたくさんの歌は 老婆にも数々の喜怒哀楽をもたらし 人生で最も濃密な年月を生み出していきます 少年の愛の…

二人の老婆

年老いた老婆には 自分の手で果たしたい役割が二つありました 痛々しいほど己に問い続けた後に意を決し、 大切なものを捨てて駆け出そうとする少年に 老婆の都合や心情を伝えて良いものか 悩み悩んで物言えず過ごした日々 ロッキングチェアーから転げ落ちた…

駆け出す少年

夢を追い今すぐにと駆け出した皿洗いの少年 待っておくれ 待っておくれ 老婆は今すぐには駆け出せない 老婆は今まだ動けない ロッキングチェアーから転げ落ちた老婆 少年の若い勢いに 圧倒され驚いてしまったのです 全てに巻き込まれ見失った己 駆け出すこと…

ロッキングチェアー

年老いた老婆はロッキングチェアーに腰を預け 皿洗いの少年が揚々と謳いながら 次々に皿を洗い上げていく姿を ユラリユラリと眺めてる 初めて少年を見かけた日から うちに眠る才能と情熱を訳もなく認め 老婆にとってのそれは 密かな宝物 少年は若いのだ 年老…

砂漠

手のひらサイズの薄っぺらい箱の中に広がる 乾き切った色のない砂漠 いつまでもここに居たくない もはやここに 私の真実はないの リアルには彩りがある リアルには笑顔がある リアルがいい リアルがいい 生の交流がある 生の心の温かさがある 生の声が聞こえ…

誤った自我忘却

何とかしなければと 他者の気持ちや状況ばかりを見つめるうち いつしか自分を耕すことを忘れ 向き合いもせず 自己主張する力も失せてしまったの そんな今、何かを判断するのは 違う気がするのです 時間が欲しい 時間が欲しい 一日 五日 十日 一月の如何程か…

奇跡

「助けて」 もはや、疲れ果て 自らに許していなかった縋る想いを 心から祈り眠りにつくと 翌日、優しい天使が 贈り物を下さいました。 「あなたも自分を後回しにしてばかりたから、 自分のためにこれを使いなさいね。」 厚みのある茶封筒を開かずとも 中に何…

空白時間の効能

空白時間はささくれた心を癒し 思考の間に隙間を作って 落ち着きを少しずつ取り戻してくれるね 自分を制してるつもりでいて どれだけ神経過敏になってしまってたか、 たくさん与えてもらっているものがあるのに 受け取れずに過ごして来たか、 私一人だけが未…

空白時間

人生に時折訪れる空白時間は 私ならではの「頑張った証」 持てる全ての力を出し切った後に編む 透明な時間 もはや強がりにさえなれず 主義でない弱音がポロリこぼれ けれど、 それをやっと自分に許せた安堵 弱音を吐くのは怖いよ 役立たずで嫌われちゃいそう…

コクーン

いつの間にか、 来週誰かと会う そんな些細な事さえプレッシャーに なっていて、 多くのそれらに長く耐え過ぎてた 他者に自己を捧げることは 自分らしくあり また、 自分らしくもなかったようで 今は 純白の繭の中 静かに眠る このままの私で そのままでいい