「助けて」
もはや、疲れ果て
自らに許していなかった縋る想いを
心から祈り眠りにつくと
翌日、優しい天使が
贈り物を下さいました。
「あなたも自分を後回しにしてばかりたから、
自分のためにこれを使いなさいね。」
厚みのある茶封筒を開かずとも
中に何が入っているのかを察し目が滲みます。
いつものお礼と天使は言うけれど
可愛がってもらっているのは私の方。
家に戻って中身を確認すると
それは想像以上のものでした。
何ということでしょう。
驚いて言葉も出ません。
「この帯は絶対外さない。
いつか本当に必要になった日のために。」
嗚咽を抑えた涙
この贈り物は
願っていた助けとは違いますし、
この贈り物だけで
混乱している私や
何かを全て解決させはしないのですが
力強い一助にはなるのです。
ありがとう
この贈り物は間違いなく、
奇跡