見ているだけの夢ってね
遥か遠くで輝く虹色の光
とってもとっても綺麗なの
ところがね、
いざピカピカの夢を手にしようとして
歩き出してみると
失敗や挫折
自信のなさ、力量不足
恥ずかしい思いや惨めな思い
そういう瓦礫が次々と現れて
つまずいたり転んだりするのよ
そんな姿を見て笑う人もいるでしょうし
実際以上に面白可笑しく吹聴する輩や
馬鹿馬鹿しいと非難する奴だって現れる
それが夢の宿命
瓦礫に足を痛めて立ち止まれば
夢はお終い
輩の姿を恐れて踵を返しても
夢はお終い
積み上げられた瓦礫の山の上でしか
虹色の夢の花は咲かないの
柔らかい草で覆われた緩やかな丘の上では
虹色の夢の花は咲けないの
それが夢の花の宿命
簡単に咲くことはない夢の花
あなたは受け入れられますか?