手遅れでなければ少し時間が欲しいと
言ってくれた貴方に
ある意味ホッとしているの
私にも時間が必要だし
およそ無理なことだったから
支離滅裂で破茶滅茶だった私なりに
真剣に譲れなかったたった一つは、
聡明な貴方が何らかの出口を見つけるのを
絶対に離れず待ち続ける、だったんです。
それでも思うようには振る舞えず
みっともないことばかりで
貴方の望みや抱える苦悩に寄り添おうにも
逃げたがり屋が何度も暴走してしまったのは
私にも
熱烈な期待や望み、願いがあったからこそなの
逃げ出すたびに私は闇に落ちていったけれど
今は心が軽いです
逃げるのをやめたからかな
一緒に居よう 一日が終わるまで
朝までずっと 二人で不思議な夢に微睡んで
その一日一日に 心を込めて
貴方のやりたかったこと
何から何までやってみて
ひとつ階段を登るたびに
臨む景色が変わっていくことでしょう
心に映った景色のお話を
私にも日々聞かせて
そしてもう一つのお話はまた後ほど
イイ感じなんてことは無いのよ