第一志望の桜が見事に咲きましたよ
手続きを全て済ませ
必要なものを買い揃え
安堵で心底、胸を撫で下ろしています
幼い頃から強烈な個性を帯びているばかりに
その将来が心配でたまらなかった倅を
自分の力で生きていける境界線を超える所まで
無事に送り出すことは
自分に課してきた大きな目標であり、
ありふれた日常の躾から何から何まで
倅に働きかける上での全ての基準でした
ここまで来れば、
万が一ひとりになっても
何かしら自力で生きて行く方法はあるからね
こんな準備をしているし
こんな方法もあるからと説明しても
半分くらいしか真面目には聞いていない倅
記憶に残る程度で良いのです
母一人、
勝手な哀愁に浸っているだけのこと
いつかはなくなるものだと
いつかこの手を離れて行くものだと
精一杯愛してきただけのこと
。。。。。。。。。。
自らを顧みず大切な人のために
何がどうなろうとも
これだけは必ず果たそうと傾け続けた
私の切なる想い